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  屋久島地たまごQ&A

屋久島地たまごのコンセプトをQ&A方式でまとめてみました。

なぜ屋久島なのか?

屋久島は冬でも比較的温暖です。気温が0℃以下にならないので、水が凍ることがありません。
水が凍らないので管理の手間が少なくなります。また、冬でも青菜が育つので年中野菜を給与できます。
あと空気がきれいなことや、水が良いこと、鶏の餌に使用する、さつまいも、茶、ウコンの産地であるのもメリットです。


なぜケージ飼いではなく平飼いなのか?

一般的な養鶏場ではケージ飼いです。
ケージ飼いのたまごも平飼いのたまごも科学的に調べてもなんら栄養的な差は認められないとされています。
ケージ飼いも安いたまごを生産するためには必要な飼育法です。決して否定はしません。
現代はいろいろなニーズがあります。安いたまごを好む人もいれば、ちょっと高いこだわりたまごを好む人もいます。
私は以前ケージ飼いの養鶏に携わっていました。そして今度は自然飼育の養鶏をためしてみたいという思いがありましたので今は平飼いをしています。
平飼いをしているといろいろな発見があります。ケージ飼いの時には気がつかなかったことがたくさんあります。

まず一番にいえることは鶏は広いところが好きである、ということです。

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なぜ放し飼いにするのか?

平飼いにも限界があります。ケージ飼いよりも平飼いのほうが鶏は生き生きとしていますが、鶏舎から外に放してやるともっと喜びます。
鶏舎の扉の近くに行きますと出してくれといわんばかりに近寄ってきます。
実際、扉を開けるとすごい勢いで飛び出していきます。
それぞれの鶏が自分のやりたいように遊んでいます。そんな光景を見ると外に放すのは大事なことだと認識させられます。


なぜひよこから飼うのか?

通常、採卵の養鶏場ではたまごを産む手前の鶏(120日令位、大雛、「だいすう」といいます。)を導入します。
大雛は通常ではケージで飼われていて、国が定めた基準に則って、投薬やワクチネーションが行なわれており、
また、くちばしの先も切り落とされています。

このような大雛はケージで飼うには良いのですが、平飼いや放し飼いなどの自然飼育には向かない場合があります。

平飼いでも市販の配合飼料のみを与える場合ならそのような購入した大雛でも良いかもしれません。

私の場合は、独自の飼料を与えます。
ひよこの時から屋久島の自然に慣れ、また私の独自の餌に慣れる為にはどうしてもひよこから飼育しないといけません。

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なぜ餌を発酵させるのか?

最近、発酵食品の有用性をよく耳にします。納豆、ヨーグルト、味噌、しょうゆ、など、たくさんあります。
人に有効な作用があります。

人に有効であるということは鶏にも有効で、発酵飼料は自然卵養鶏の世界ではよく知られています。

発酵飼料は生きた餌と表現されますがまさに菌が生きています。

鶏は腸管から卵を産み落とします。鶏にとっては大事な部分です。
発酵飼料を与えることにより善玉菌を鶏の腸に常在させることは大変重要なことと考えています。

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なぜ野菜を与えるのか?

もともと鶏は緑のものを好みます。草むらに鶏を放すとすぐにつるつるにしてしまいます。
好むということは鶏が必要としていることに他ならないのです。
市販の配合飼料にもアルファルファの粉末などが入っているようですが、
やはり鶏も生きています。生きた新鮮な野菜や緑草を与えると喜びます。美味しいと思っているかどうかわかりませんが有用であることには間違いないと思っています。

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なぜ市販の配合飼料を使わないのか?

本当は市販の配合飼料を使った方がずっと楽で、餌作りの手間も省け、たまごの値段も安くできます。
これは私自身の考えですが、自分で確認した物をどうしても与えたいという思いと、できるだけ添加物が入らないようにしたいという思いから独自で配合、発酵させた餌を与えています。

市販の配合飼料には抗酸化防止剤(エトキシキン)が入っています。国が認可しているので科学的には問題ないのですが、気分的にそのような餌を食べた鶏が産んだたまごを食べる気がしないので市販の配合飼料は使わないようにしています。

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