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ひよこから育てます
 
黒いひよこ

ひよこは黄色いと思っていらしゃる方が多いと思いますが、
実は黒いひよこもいるのです。
これはプリマスロックのひよこです。
体重40g前後で大変元気です。
ひよこ輸送用ダンボールにいれられて
屋久島まで飛行機でやってきました。
まだダンボールに入っているところです。


餌付け

ひよこの飼育初日、飼いはじめることを通常、
「餌付け(えずけ)」といいます。
ひよこは体温調整がまだうまくできません。
冷やしすぎると、発育不良になり、
死んでしまうこともあります。
最初は飼育箱の中は気温34℃湿度70%前後を保ちます。
食べやすいように、新聞紙のうえに玄米をまいています。

  なぜひよこから育てるのか。

ひよこを育てるには相当手間がかかります。とくに温度管理は重要です。
暑がっていないか寒がっていないかをよくみて常に適正温度に
保ってやる必要があります。
しかもたまごを産むまでには最短でも5ヶ月はかかります。
ではなぜひよこから育てるのか説明します。

●環境に順応したにわとりにする

人によって鶏の飼い方はさまざまです。ケージで飼う人、放し飼いにする人、狭い小屋で飼う人、
市販の粉、粒状の配合飼料しか与えない人、野菜を丸のまま与える人、いろいろです。

私の飼い方の特徴として、野菜を丸のまま与える、特にさつまいもをそのままつつかせます。

通常、養鶏場ではひよこは生まれてから数日の間にくちばしの先を3分の1ほど焼き切ります。
(デビークと言う。)

なぜデビークするかと言うと

  1. 鶏同士のつつきあいを防止(とがったくちばしでつつきあうと怪我をする。最悪の場合は、死亡する。)
  2. 餌をこぼすのを防ぐ(くちばしがとがっていると餌箱から餌をはじき出す。)
  3. 餌を食べやすくする(くちばしがとがっていると粒餌は食べやすいが、粉餌は食べにくく食べ残しが生じる)

などの理由からです。

デビークされた鶏は市販の配合飼料だけ食べるのには都合がよいのですが、
さつまいもを丸のまま与えた場合上手く食べることが出来ません。

また大きくなった鶏を導入する場合、その鶏は抗生物質を投与されケージで育っているので、
自然の中での環境に順応できません。

自分の飼い方に合ったにわとりに育てるのは大変重要なことなのです。

 次はどんな餌を食べて育ったのか説明します
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