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いろんな木のはなし・・・木の種類で迷った時は

世の中いろんな木があります。

色目、杢目、希少価値などで高級とされる木もあれば、
”雑木”といわれ邪魔者扱い、伐採して捨てられる木もあります。

家具に向く木、建築に向く木、下駄に向く木、碁盤に向く木、人間が植えた木、などなど・・・。

私としては分け隔てなく使いたいと思っています。

現在、当工房が使っている木はどんな感じかご紹介したいと思います。
私の個人的な主観ですのでご容赦ください。

木製品の木の種類で迷われたとき参考にして頂ければ幸いです。


香りは加工中の香りのことを書いています。



ホワイトオーク

ウイスキーの樽に使われる木です。なるほど樽に使われるだけあって良い香りがする木です。
この材を加工している最中は良い香りがして気分が良いです。
ただ重硬で手工具での加工は大変です。

わりあい入手しやすいです。

硬いので傷はつきにくいです。

木目・・・力強い感じです。柾目材は虎斑模様が面白いです。
色目・・・濃すぎず薄すぎず、木らしい色。
硬さ・・・硬い。。。傷は比較的つきにくいです。
香り・・・大変良いです。甘い感じ。




ブラックチェリー

チェリー、いわゆるさくらんぼやサクラの木の種類です。
色目が美しい赤みを帯びていて、木肌も上品です。

高価な材ですが個人的には好みの材です。

比較的加工もしやすいので私としては助かります。

木目・・・上品な感じ。
色目・・・赤みがいい感じ。女性に好まれます。
硬さ・・・比較的硬い方です。
香り・・・この材も加工中は良い香りです。上品な香り。



ブラックウォールナット

クルミの木の種類です。高級家具材として流通しています。
深みのある濃いブラウンが高級感を醸し出します。
非常に高価な材ですが、加工もしやすく、仕上がりも良いので、気に入って使用しています。

木目・・・濃いブラウンなのであまり目立たないかもしれません。
色目・・・高級感漂う濃いブラウン。白太(皮に近い部分)が混ざってもコントラストが面白い。
硬さ・・・比較的硬い方です。
香り・・・加工中は香ばしい香りです。クルミらしい。


ハードメイプル

シロップの木。メープルシロップが採れる木の種類です。

上品な白さが清潔感を感じさせます。
シロップの木だけあって加工中は甘ーい香りがします。

名前に”ハード”が付くだけにたいへん硬い木です。硬さはオークと同程度です。

木目・・・上品で優しい感じ。
色目・・・上品な白さが良い感じ。女性に好まれます。
硬さ・・・硬い。。。傷は比較的つきにくいです。
香り・・・加工中は甘い香りです。シロップの香り?



くるみ

比較的軽く、加工がしやすい材です。

肌目がやや荒く
加工中は木の繊維がささくれだった感じが あるので仕上がりが不安になりますが丁寧に磨けば大丈夫です。

優しい雰囲気がある材です。

柔らかい木なのでカッティングボードに使用した場合、刃のアタリが良さそうです。

木目・・・上品で優しい感じ。
色目・・・上品な薄い褐色か若干赤みがかった感じがあります。
硬さ・・・柔らかい方です。傷は比較的つきやすいかもしれません。
香り・・・加工中の匂いはあまりありません。



朴(ホウ)

木の芯のところは薄い緑色です。

比較的軽く、加工がしやすい材です。

雰囲気も優しく、まな板やカッティングボードに使いたい木です。

木目・・・上品で優しい感じ。
色目・・・上品な薄い緑色。
硬さ・・・柔らかい方です。傷は比較的つきやすいかもしれません。
香り・・・加工中の匂いはあまりありません。



屋久島地杉

屋久島の杉です。

温暖な土地で育っているせいか年輪の間隔は広いものが多いです。

木に含まれる油分が多いのか他の産地の杉に比べて重硬です。

他の地域と同じく屋久島も杉の伐期を迎えます。
弊工房としても何か使い道が無いか頭を悩ませています。

木目・・・荒いです。
色目・・・いろんな色で賑やかです。赤、白、黒、緑、褐色、、、。
硬さ・・・柔らかい方です。傷は付きやすいです。
香り・・・加工中は杉の匂いが充満します。



木目が個人的には好みです。

硬さは中程度で加工がしやすい材です。

雰囲気も優しく、椅子やキャビネット類に使いたい木です。

木目・・・素朴で優しい感じ。
色目・・・上品な褐色。
硬さ・・・中程度です。
香り・・・加工中の匂いはあまりありません。







2015年10月6日更新。現在構築中です。

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