ホーム >木のモノのお手入れについて

木製品の扱い方とお手入れ

木製カッティングボードメンテナンスの様子

空気中の湿気を吸い込んだり、吐き出したり。
無垢の木は生きているといわれる所以です。

無垢の木のモノは日々の生活に癒しを与えてくれます。

ただ、無垢の木のモノは金属やプラスチックのモノと違って、ちょっと扱い方にコツがいります。
木製品のお手入れはちょっと手間もかかりますが、楽しみながらときどきメンテナンスしていただいて末永く使っていただければ幸いです。


# Follow Me

木の食器類は普通に水洗い

木の食器類は普通に水洗いOkです。
ただ、洗った後、水分を拭き取って風通しの良いところで 十分乾燥させて下さい。

水につけっぱなしは木が水分をどんどん吸い込んで傷みが早くなります。


乾燥機は?

乾燥機は木にストレスがかかります。

乾燥機で乾燥させたからといってすぐに壊れることはありませんが
反ったり割れたりすることがありますので使わないようにしていただきたいです。


太陽で乾燥は?

直射日光は大敵です。

プレート類はすごく反ったりします。

少し太陽の陽が当たったからといってすぐに反ることはありませんが
30分もあてていると樹種によりますが簡単に反ってしまいます。 特に杉、ウォールナットは反りやすいのでお気をつけください。


食洗機は使える?

食洗機もご使用にならないでいただきたいです。

間違って食洗機で洗ってしまってもすぐに壊れてしまうものではありませんが
木に相当なストレスがかかりますので守っていただきたいと思います。我が家ではたまに食洗機で洗っていますが次第に木がパサついてきます。



ブラックチェリー材で制作した丸ノミで彫った木製カッティングボード
木製カッティングボードを洗ったときはすぐに水分を拭き取ってください!濡れたまま立てかけて乾かすのはNGです。水分が下の方に残りカビの原因になります。
このカッティングボードは当工房のオンラインショップで販売しています。
木のモノ雑貨店オンラインショップへどうぞ!

家具、コモノ類は?

汚れた場合は水を絞った布などで拭き取って下さい。

ウレタン加工していないオイル仕上げのテーブルの場合、
濡れたままのコップなど置きっぱなしにしておきますと輪じみができますので、
濡れたらすぐに拭き取って下さい。

ブラックウォールナット材で制作した木製マグカップ
コップの輪じみにはお気をつけください。

置き場所は?

食器類は湿気がないところに保管お願いします。
常に高湿度の場所、特に三和土の土間のキッチンのようなところでは高湿度のため なかなか乾燥しづらくカビが生えやすいので木製食器のご使用は十分ご注意ください。
また梅雨の時期も乾燥しづらいのでお気をつけください。

大型家具類になりますと少しシビアになってきます。

エアコンや火ーターの吹き出し口の近くで直接風が当たる所や、直射日光が当たるところでは 無垢の木の収縮が大きくなり反りや割れなどが出る可能性があります。

お使いいただく場所にはお気をつけください。

小さいコモノ類は水気のない所でしたら特にどこでも問題ありません。


ツヤがなくなってきたけど。。。。?

木製品は使い込むほどにツヤがなくなってきます。
定期的に木製品用のワックスやオイルと塗布していただければと思います。

布にオイルやワックスを含ませてよくのばして擦り込むように塗布して頂ければ結構です。
パッとツヤが蘇ってきます。


※ご注意!
オイルやワックスを塗布したあとの布を丸めてそのまま放置しないでください!
自然発火します!
必ず広げて乾燥させるか、水を張った容器に浸して下さい。



ブラックチェリー材で制作した子供椅子
椅子などの家具はたまに市販のワックスやオイルで磨いてあげてください。艶がよみがえります。
この子供椅子は当工房のオンラインショップで販売しています。
木のモノ雑貨店オンラインショップへどうぞ!


お手入れのオイル、ワックスの選び方

木製品のお手入れ用のオイルやワックスはいろんな種類が市販されています。
私もいろいろ使用しました。高価なオイルから安価なものまで、、、。
高価なオイルは高価なだけあってなるほど良い仕上がりになります。

今は食器類は食器用オイル(リボス社・アルドホス)や乾性油のひまわり油、
家具類は自家製蜜蝋ワックスあるいはドイツ製蜜蝋ワックス、リボスオイルに落ち着いています。


どれを選びますか・・・?


植物系オイル

  • クルミ油
  • エゴマ油
  • 亜麻仁油
  • オリーブオイル
  • 紅花油
  • ひまわり油

鉱物系オイル

  • ミネラルオイル

合成オイル・ワックス

  • オスモ
  • プラネット
  • リボス
  • ワトコ
  • その他

食器類の場合

植物油には乾性油、半乾性油、不乾性油がある。

食器類の場合は食用のオイルか、食品衛生法で認可された塗料を使います。
また価格は高いですがリボスオイルのアルドホスは木製食器にも使用でき、ワックス分が含まれているため仕上がりも良好です。


ちなみに・・・食用のオイルなら何でも良いわけではありません。

食用植物オイルには乾性油、半乾性油、不乾性油があります。

乾性油・・・・クルミ油、エゴマ油、亜麻仁油、紅花油、ひまわり油等
半乾性油・・・サラダ油類、大豆油、ごま油、米油等
不乾性油・・・オリーブ油、ツバキ油等

このうち木製品に使っていいのは 乾性油と不乾性油です。

乾性油は間違いがありません。
それぞれ香りが違いますのでお好みでお選びください。

個人的にはクルミ油のいい香りが好みです。

ただ、ナッツアレルギーの方もいらっしゃいますので最近はひまわり油に変更しています。

また荏胡麻油、亜麻仁油は年数が経つと色目が若干黄変すると言われています。


不乾性油のオリーブオイルは手に入りやすく、一般のご家庭では使いやすいと思います。
ただ乾きませんので油っぽさが残ることもあります。
しかしながら使っていくうちに油が取れてきますので薄く塗布されれば使いやすいと思います。

ご家庭でのメンテナンスは入手しやすいひまわり油や紅花油がいいのかもしれません。

少しの面積で一度お試しになってからご使用になることをおすすめします。

半乾性油のサラダ油類はお勧めしません。半乾きになったときにネトネトすることになりかねません。



ミネラルオイルは鉱物油

ミネラルオイルでも構いません。木製食器用として市販されているので入手しやすいと思います。
ただミネラル=無機質
鉱物油になりますのでオーガニック志向の方はお気をつけいただきたいと思います。




家具類の場合

お好みの塗料を。ただ匂いにはご注意。

家具類、食器類以外の口にすることがない木製品にはお好みでお選びいただければと思います。

また市販の合成オイルには素晴らしいものがあります。
オスモやリボスオイル、プラネットカラーなどは素晴らしい仕上がりを見せます。
木製食器に使えるものもあります。ワックス分も含まれていて植物油単体より仕上がりは良好です。
ただ、溶剤を使っているせいか匂いがきついものが多く、いつまで経っても嫌な匂いが残るものがあります。
ウレタン塗装の方が乾燥後の匂いがないので逆にいいのではないかと思うくらいです。(中には臭いが残るものがありますが・・・)

ここでは具体的名称は記載しませんがお問い合わせいただきましたら私の主観になりますがお答えいたします。

コンタクトのページ

屋久島のお店の住所・連絡先

鹿児島県熊毛郡屋久島町楠川1693-281

【木のモノ雑貨店】Murakami Woodworks

お車は3~4台駐めることができます。

連絡先⇒ 080-1418-1476 

機械作業しているときは電話に出られないことがございます。
そのときはお手数ですがお掛け直し頂けましたら幸いです。

ショートメール、SMSでお問い合わせいただいても結構です。こちらからメッセージをお返しいたします。




屋久島の木工雑貨のお店のアクセスマップです。
詳しい行き方はギャラリーショップへのアクセスのページをご覧下さい。


屋久島【木のモノ雑貨店】へのアクセスマップ